乾燥きゅうりの戻し方
乾燥きゅうりの使い方・戻し方
乾燥野菜の中でもまだまだ珍しい、驚きの旨味と食感を秘めた、輪切りタイプの乾燥きゅうり。サラダや漬物、ピクルスだけに留まらない、戻し方や使い方一つでレシピの幅が広がります。
今回は、乾燥きゅうりを使った3つの戻し方をご紹介します。それぞれの方法で楽しめる食感や料理のアイデアもお伝えしますので、ぜひ参考にしてみてください。
【そのまま入れる】スープや炊き込みご飯に
水戻しの時間 |
0分 |
適した料理 |
スープ、炊き込みご飯 |
まずはそのままがイチ押しです。甘い旨味をダシに、しっかり噛める食感も料理に活かせるので、普段きゅうりの出番がない炊き込みご飯やスープなど、意外な料理との組み合わせをお試しあれ。
【10分水戻し】歯応えが魅力
水戻しの時間 |
10分 |
適した料理 |
ナムル、おにぎり |
乾燥野菜は一般的に30分水戻しと言われていますが、10分ほど水に浸けると、しっかりとした歯ごたえが残り『バリバリ』とした食感を楽しむことができます。この戻し方では、きゅうりの爽やかな風味がしっかりと残るので、ナムルやおにぎりの具材にするのがおすすめです。
例えば、ごま油と鶏がらスープの素でさっと和えるだけで、簡単にきゅうりのナムルを作ることができます。ナムルにすることで、乾燥きゅうりの歯ごたえと香りが引き立ち、食事の一品としても満足感のある料理が完成します。
また、塩昆布と混ぜ込んでおにぎりの具にするのもおすすめです。おにぎりの中で、きゅうりの食感がアクセントとなり、一口ごとに違った楽しみを味わうことができます。
【半日水戻し】コリコリ食感を味わう
水戻しの時間 |
約12時間 |
適した料理 |
スープ、炊き込みご飯、煮物 |
乾燥きゅうりを半日かけて戻すと、『コリコリ』とした食感を楽しむことができます。この方法では、戻す際に好みの調味料を加えると、きゅうりが旨みを吸収しながら戻るため、味わいがより深まります。
この戻し方で特におすすめなのは、調味料を加えた漬物風の料理です。例えば、酢や醤油、砂糖などを混ぜた調味液に浸けておくことで、きゅうりがしっかりと味を吸収し、濃厚な風味を楽しむことができます。
また、戻す時間を長くすることで、より深い味わいを楽しめるので、自分好みの漬け込み具合を見つけてみてください。漬物として楽しむだけでなく、和え物や副菜としても活用でき、食卓を彩る一品として重宝します。
乾燥きゅうりを使った
おすすめのレシピ
- 乾燥きゅうりの炊き込みご飯:水分がギュッと抜けているものの、甘みがしっかりとありもぐもぐ食感。生のきゅうりとは違い、もぐもぐ甘い初めての食感を楽しむことができます。具材も、シャケと塩昆布だけと簡単に作ることが可能です。 レシピはこちら
- 豆乳冷や汁:厳しい暑さは落ち着いてきたようですが、まだ昼間は体が火照ります。豆乳を加えた冷や汁で、コクとまろやかさが足され、喉越しよくいただけます。彩よく夏野菜にを加え、噛み締めえるほどの味わいが深まります。加熱なしで手軽に作れるので、晩夏にも大活躍しそうな一品です。レシピはこちら
【まとめ】乾燥きゅうりをもぐもぐ美味しく味わう
みずみずしい生のきゅうりではボンヤリしていた、フルーティで甘い本来の持ち味がハッキリ。食感もシャクシャクから、もぐもぐ噛んで味わう食感へ。香りは不思議とフレッシュで爽やか。生野菜とは違った食感と味わいで、一度食べると驚きが待っている乾燥きゅうり。リピーターが多い乾燥野菜の1つです。
乾燥きゅうりは、そのままでも、戻しても、それぞれ異なる食感と風味を楽しむことができる多用途な食材です。『もぐもぐ』から『コリコリ』まで、戻し方によって変化する食感を活かし、さまざまな料理に挑戦してみてください。毎日の食卓に、新しい楽しみを加えることができるはずです。