誰でもできる!干し野菜の簡単作り方5ステップ

2025年8月26日by 小島怜

冷蔵庫の片隅で忘れられた野菜たち。気づいたときには、しわしわになってしまい、仕方なくゴミ箱行き…。

そんな経験、一度はありませんか?実は、その野菜たち、まだ諦めるのは早いんです。干し野菜にすれば、新たな命を吹き込むことができるんですよ。

干し野菜は、単に保存期間が延びるだけじゃないんです。乾燥させることで水分が抜け、野菜本来の甘みやうま味がぎゅっと凝縮されるんです。冷蔵庫で眠っていた野菜が、驚くほど風味豊かな食材に生まれ変わるんですよ。

しかも、干し野菜は特別な道具がなくても作れるんです。ベランダや窓辺の小さなスペースさえあれば、誰でも簡単に始められます。


干し野菜の魅力って何?

干し野菜の魅力は、なんといっても「もったいない」を「おいしい」に変えられること。

干し野菜の様々な種類が並んでいる様子干し野菜の魅力は大きく3つあります。

  • 旨みと栄養がアップ!:水分が抜けることで、野菜本来の甘みや旨みが凝縮されます。また、乾燥過程で栄養素も濃縮されるんですよ。

  • 長期保存ができる!:しっかり乾燥させれば、冷蔵庫で5日、冷凍なら1ヶ月ほど保存可能。食材の無駄を減らせます。

  • 料理の時短になる!:すでに切ってあるので下ごしらえ不要。味がしみ込みやすく、火の通りも早いので調理時間が短縮できます。

干し野菜は昔から日本の各地で保存食として親しまれてきました。今、改めて注目されているのは、食品ロス削減という現代的な課題にもぴったり合うからなんです。

干し野菜作りに必要な道具は?

「干し野菜、作ってみたいけど、特別な道具が必要なんでしょ?」

そう思っている方、安心してください。実は、特別な道具はほとんど必要ないんです。家にあるものでカンタンに始められますよ。

干し野菜作りに使う基本的な道具干し野菜作りに最低限必要なものは、こんな感じです。

  • 包丁とまな板:野菜を切るための基本道具

  • キッチンペーパー:水分の多い野菜の水気を拭き取るのに使います

  • 干す場所:風通しと日当たりの良い場所(ベランダや窓辺など)

そして、野菜を並べるものとして、以下のどれかがあれば十分です。

  • ザル:特に竹ザルが通気性が良くておすすめ

  • 網かご:吊るせるタイプなら場所も取らず便利

  • 新聞紙やキッチンペーパー:これだけでも十分に干せます

  • ケーキクーラー:お菓子作りに使うアレでもOK

私は最初、新聞紙の上にキッチンペーパーを敷いて、その上に野菜を並べるところから始めました。それだけでも十分に干し野菜は作れます。

ただ、何度か作るうちに便利さに目覚めて、今では24cm、26cm、30cm、36cmの4種類の竹ザルを使い分けています。小さいザルは日常的に余った野菜をポイポイ入れるのに、大きいザルはたくさん干すときに使っています。

干し野菜の簡単作り方5ステップ

さあ、いよいよ干し野菜の作り方をご紹介します。とっても簡単な5ステップで、誰でもできますよ!

ステップ1:野菜を選ぶ

基本的にはどんな野菜でも干すことができます。初心者さんには、生と干したときの味の違いが楽しめる大根、きゅうり、白菜などがおすすめ。水菜やレタス、もやしなど傷みやすい野菜は避けた方が無難です。

冷蔵庫に残っている野菜や、形が不揃いでも大丈夫。むしろそういった「もったいない」野菜を活用するのが干し野菜の醍醐味です。

おすすめの野菜選び方はこちら

ステップ2:野菜を切る

野菜は洗ってから、皮をむかずそのままお好みの形にカットします。

様々な形に切られた野菜の様子干し野菜の切り方は、料理の用途に合わせて変えるといいですよ。

  • 千切り:漬物、炊き込みご飯に

  • 輪切り(薄切り):煮物、スープ、素揚げチップスに

  • 輪切り(厚切り):ソテー、炒め物、揚げ物に

ポイントは、野菜は乾燥すると縮むので、少し大きめに切ること。また、大根やトマトなど水分の多い野菜は、キッチンペーパーで水気をしっかり拭き取っておくと、きれいに乾燥しますよ。ただ、厚すぎると乾ききらなかったりするので季節によって調整が必要です。

ステップ3:野菜を並べる

切った野菜を、ザルや網の上に重ならないように等間隔に並べます。野菜同士がくっつくと乾きにくくなるので、少し隙間を空けるのがコツです。

ステップ4:干す

ベランダや軒先、窓辺など、日当たりと風通しの良い場所に置くだけ。天日干しは午前10時から午後3時頃が最適です。空気の乾燥しやすい秋から冬がおすすめの季節ですよ。

干し時間の目安は、半干しなら3時間〜半日、しっかり乾燥させるなら1〜2日程度。きのこ類など水分が少ない野菜は3時間程度で、水分の多い野菜は6時間以上かかります。

夕方から夜の間は部屋の中に仕舞い、翌日また干すようにしましょう。

室内で干す方法 / マンションで干す方法 

ステップ5:保存する

干し上がった野菜は、密閉できる容器や袋に入れて保存します。冷蔵庫なら5日程度、冷凍庫なら半干しでも1週間、しっかり乾燥させたものなら1ヶ月は日持ちしますよ。

完成した干し野菜の保存の様子私の失敗談をひとつ。

初めて干し野菜を作ったとき、しっかり乾いていないのに保存容器に入れてしまったら、数日後にカビが…。しっかり乾燥させることが長持ちの秘訣です!

まとめ:干し野菜で食生活がもっと豊かに

干し野菜作りは、特別な道具も技術も必要なく、誰でも簡単に始められます。冷蔵庫の片隅で眠っていた野菜や、形が不揃いで見栄えの悪い野菜も、干すことで長持ちし、旨みが凝縮された素晴らしい食材に生まれ変わります。

干し野菜を作る基本ステップは、野菜を選び、切って、並べて、干して、保存するだけ。この単純な工程で、野菜の新たな魅力を発見できるんです。

「もったいない」を「おいしい」に変える干し野菜作り。ぜひ、あなたの台所でも試してみませんか?きっと、食材を無駄にしない喜びと、新しい味わいの発見に出会えるはずです。


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