乾燥ごぼうの戻し方
乾燥ごぼうの使い方・戻し方
サッと料理に使えるよう千切りにした、アク抜きの必要もない、とっても便利な乾燥ごぼうです。泥付きごぼうを想わせる豊かな香りと、熟成させたかのようなふっかりとした旨味が楽しめます。
今回は、乾燥ごぼうを使った3つの戻し方をご紹介します。それぞれの方法で楽しめる食感やレシピもお伝えしますので、ぜひ参考にしてみてください。
【そのまま入れる】 炊き込みご飯におすすめ
水戻しの時間 |
0分(火を通してお召し上がりください) |
適した料理 |
炊き込みご飯 |
缶詰のツナや鯖、サラダチキンなど、時短レシピの定番食材と一緒に作る炊き込みご飯が簡単。きんぴらごぼうやごぼうサラダにする場合は、熱湯で戻すと食べやすいやわらかさになります。
【1時間水戻し】サクサクとした歯応え
水戻しの時間 |
1時間(火を通してお召し上がりください) |
適した料理 |
きんぴらやサラダに |
1時間戻すと、ごぼうはシャキシャキ、またはサクサクとしたしっかりした歯応えが楽しめます。この状態では、ごぼうの食感を活かした料理に最適で、特にサラダや炒め物、揚げ物など、食感を楽しみたい料理に向いています。ごぼうの自然な香りと歯応えが残るので、料理全体に食感のアクセントを加えます。
- ごぼうサラダ: 1時間戻したごぼうをマヨネーズと和えることで、シャキシャキとした食感が楽しめるごぼうサラダが作れます。クリーミーなマヨネーズとごぼうの歯応えが絶妙なバランスを保ち、サラダに食べ応えを与えます。胡麻や酢を少し加えると、風味に深みが増します。
- きんぴらごぼう: にんじんと一緒に炒めて、甘辛い味付けのきんぴらにすると、ごぼうのサクサクとした食感が引き立ちます。しょうゆやみりんの味が絡み合い、ご飯との相性も抜群です。
- ごぼうの唐揚げ: 片栗粉をまぶして油で揚げれば、外はカリカリ、中はサクサクの食感が楽しいごぼうの唐揚げが完成します。ごぼうの自然な風味と揚げたことで出る香ばしさが相まって、おつまみやおかずにぴったりです。
【半日水戻し】ごぼうらしい食感そのまま
水戻しの時間 |
約12時間(火を通してお召し上がりください) |
適した料理 |
しぐれ煮などの煮物 |
半日戻すと、ごぼうはシャクシャクとした歯応えを少し残しつつ、全体的に柔らかくなります。この状態では、ごぼうが調味料や出汁をしっかり吸い込み、短時間で味が染み込むため、煮物や炊き合わせ料理に向いています。特に煮物では、ごぼうの風味がじんわりと広がり、深い味わいが楽しめます。
- 煮物: 半日戻しのごぼうは、煮物に加えると、出汁や調味料をしっかりと吸い込みます。ごぼうのシャクッとした歯応えが少し残り、口の中で程よくほぐれる食感が煮物全体に旨味を与えます。ごぼうが味を吸い込むため、短時間の煮込みでもしっかりと味が馴染みます。
- 牛肉としぐれ煮: 牛肉と一緒にしぐれ煮にすると、ごぼうの柔らかさと牛肉の旨味が調和し、口の中でほろっと崩れる絶妙な食感が楽しめます。しょうがを加えることで、風味がさらに引き立ちます。濃いめの味付けにすると、ご飯との相性が抜群です。
乾燥ごぼうを使った
おすすめレシピ
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野菜たっぷりのドライカレー:夏になると食べたくなるメニューのひとつが「カレー」です。乾燥野菜を使ったコリコリ食感を楽しめる野菜たっぷりのドライカレーです。レシピはこちら
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牛蒡とひじきの甘辛炒め:乾燥野菜と海藻でお手軽に常備菜を。寒涼性の食材がメインなので、熱で火照った体を冷ましたり、体の余分な水分を出すデトックス作用があります。 レシピはこちら
※火を通してお召し上がりください。
【まとめ】旨みが濃縮している乾燥ごぼうを味わおう
生のごぼうはアク抜きしないと苦みや渋みが気になるところ、乾燥させたごぼうは雑味がなく、旨味だけが詰まっています。低温でじっくり乾燥させ、フレッシュな香りをキープしました。
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