乾燥賀茂なすの戻し方

2024年10月9日

乾燥賀茂なすの使い方・戻し方

京都の上賀茂地区で盛んに栽培されてきた、300年以上の歴史がある京都の伝統野菜です。キメの細かい締まった果肉は、やわらかいのに煮崩れしにくく、甘い旨みがとろけます。

今回は、乾燥賀茂なすを使った3つの戻し方をご紹介します。それぞれの方法で楽しめる食感やレシピもお伝えしますので、ぜひ参考にしてみてください。

【そのまま入れる】肉厚で焼き茄子のような食感

乾燥賀茂茄子の戻し方
水戻しの時間

0分

適した料理

スープやパスタ

スープはもちろん、トマトソースなどの洋風からお出汁・醤油ベースの和風まで、パスタに最適。煮浸しにしたり、軽く茹でて水気を絞り、オリーブオイル×塩やドレッシングで味わっても。

【30分水戻し】シナシナとした独特の噛み応え

賀茂茄子の30分水もどし
水戻しの時間

30分

適した料理

浅漬けやナムルなど

30分ほど戻すと、賀茂茄子の食感はシャクシャク、あるいはシナシナとした独特の噛み応えが残り、しっかりとした歯応えが楽しめます。この状態では、茄子の風味と食感が活かされ、さっぱりとした料理や、少しパンチのある調味料を使った料理にぴったりです。シンプルながら、調味料次第で様々なアレンジが効くのが魅力です。

  • 浅漬け: 戻した賀茂茄子を浅漬けにすると、シャクシャクとした食感が際立ち、茄子の自然な旨味と塩気が絶妙にマッチします。箸休めとしても、サラダ感覚で食べても美味しいです。
  • サラダのトッピング: 賀茂茄子をサラダに加えると、野菜のシャキシャキ感と茄子のシャクシャク感が相まって、食感のバランスが楽しい一皿に仕上がります。ドレッシングやオイルとの相性も良く、シンプルにオリーブオイルと塩でいただくのもおすすめです。
  • ナムル: ごま油とガラスープを使って和えると、ナムルとして楽しめます。ごま油の香りと茄子の食感が調和し、簡単ながらも風味豊かな副菜に。特にお酒のお供や、主菜の付け合わせにぴったりです。

【半日水戻し】やわやわとした口当たり

乾燥なすの12時間もどし
水戻しの時間

 約12時間

適した料理

和風の煮物や漬け込み料理

半日戻すと、賀茂茄子はやわらかくなり、しっとりとした食感になります。なすの風味が控えめになりつつも、やわやわとした口当たりが楽しめるので、和風の煮物や漬け込み料理に最適です。特に煮込むことで、トロッとした滑らかな食感に変化し、茄子の持つ旨味を引き立てる料理が作れます。

  • 煮浸し: めんつゆに漬け込み、煮浸しにすることで、茄子がだしの旨味をたっぷり吸い込み、しっとりとした口当たりが楽しめます。半日戻しの柔らかな茄子は、温かくしても冷やしても美味しく、夏場のひんやりおかずとしても最適です。
  • 煮物: 煮物に加えることで、茄子が他の具材と調和し、柔らかな口当たりとともに食べることができます。煮込むことでトロッとした食感が加わり、特に和風の煮込み料理や鍋物におすすめです。シンプルに醤油やみりん、出汁で煮ても良し、濃厚な味噌煮込みにしても美味しいです。

乾燥賀茂なすを使った
おすすめレシピ

  1. 茄子と人参のおかず味噌:作り置きできるご飯のお供。長ネギやごぼうなど他の乾燥野菜でもアレンジできるレシピです。 レシピはこちら
  2. そうめんのお味噌汁暑い夏に冷えたそうめん、寒い日ににゅうめんも美味しいのですが、わが家ではすまし汁にもお味噌汁にも入れるので年中大活躍してくれています。レシピはこちら

【まとめ】フルーティーで肉厚な京都の味を楽しもう

乾燥させた賀茂なすは、生より一段と実が締まっていて、ほんのり上品に香る甘美な味わい。加熱すると焼きなすのように、とろとろした食感へ。フルーツを想わせる甘さが楽しめます。

賀茂茄子は戻し方次第で全く異なる食感が楽しめるため、料理の用途に合わせて使い分けが可能です。30分戻しではしっかりとした歯応えが、半日戻しでは柔らかさとトロッとした食感が際立ちます。それぞれの特性を活かして、様々な料理に取り入れてみてください。

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