トロあま!乾燥ナスの作り方と食べ方
焼けばジューシー、煮ればトロトロ。塩水にさらしてアクを抜けば、まるで果物のようにシャクシャク味わえるナス。夏はギュッと締まった果肉とプチプチした種の食感が楽しめて、秋はしっとりソフトな果肉に甘い旨味が詰まっていて…。
ナスLoverの人は、夏と秋で食感や風味が異なるのもお気に入りでは?乾燥させたナスなら、年中いつでもナスのおいしい!が耕せますよ♪
便利でおいしい干しナスの魅力。
乾燥と低温に弱いなす
みずみずしい果肉からも分かる通り、ナスのほとんどは水分。だから、風に当たったりして中の水分が蒸発するとたちまち萎(しな)びて、ラップで包んで冷蔵保存する場合も5℃以下にならないよう温度管理しなければ果肉が縮んでしまいます…。
乾燥させると旨味が濃縮
乾燥と低温に弱いとはいえ、ナスのおいしさを長持ちさせたい時は乾燥と冷凍の合わせ技が便利!乾燥させたナスは水分が抜けることで、凝縮された旨味の中から甘味だけでなく、ナスが隠し持っていた香りまで引き出されます。
乾燥の後に冷凍すると長い期間なすを楽しめる!
はじめて自分で乾燥させるナスは半生タイプに仕上がったり、その状態だと保存場所の湿度によっては傷んでしまう恐れもあるため、一度乾燥させてから冷凍保存するのがおススメなんです。
食品乾燥機がなくても、自家製の乾燥ナス作りって意外と簡単!初心者さん向けに、昔ながらの<天日干し>と<電子レンジ>を活用した、失敗しにくい乾燥ナスの作り方をご紹介します。
<天日干し>で作る乾燥ナス
- ナスを軽く水洗いして、水分を拭き取る
- ナスのヘタを切り落とし、0.5cm~1cm幅に切る
- 切ったナスを干しネットや網の上に並べる
- 日光が当たる場所で、2日ほど乾燥させる
POINT
涼しくて湿度の高い日は避け、カラッと晴れた暑い日に、しっかり日光に当てること
<電子レンジ>で作る乾燥ナス
- ナスを軽く水洗いして、水分を拭き取る
- ナスのヘタを切り落とし、0.5cm~1cm幅に切る
- 重ならないようにしながら、切ったナスを電子レンジの耐熱皿に並べる
- ナスが乾燥するまで、500w~600w程度で2分~3分ほど加熱を繰り返す
POINT
いきなり長く加熱せず、加熱後に都度ナスを取り出し、触って乾燥具合を確認すること
ちなみに、OYAOYAでは京野菜の「賀茂なす」をじっくり低温で乾燥させています。乾燥させた「賀茂なす」は焼きナスのようにトロトロやわらかく、フルーツを想わせる甘さが楽しめます。
トロトロ甘~い♪乾燥ナスの食べ方
キーマカレーもまた、乾燥ナスとも相性のいい挽き肉料理。キーマカレー用に乾燥ナスを戻す時は、お水ではなくヨーグルトも◎です。他にも、めんつゆや生姜を加えて煮浸しにしたり、ピクルス液や浅漬けの素に漬けたり。
乾燥させることで凝縮したナスの甘い旨味を逃さず、野菜出汁としてもお料理に活かせるよう、戻し汁ごと味わえる調理がおススメです。
さらに、乾燥ナスに秘められたワンランク上のおいしい!を耕すなら、OYAOYAのとろける乾燥「賀茂なす」を使った、ユーザーさん考案の乾燥野菜レシピにチャレンジしてみてください♪
乾燥賀茂茄子の豆乳冷や汁
具材
- 乾燥きゅうり
- 乾燥賀茂なす
- 乾燥万願寺とうがらし
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乾燥ラディッシュ
- 塩麹 小さじ1
- 米酢 大さじ1
- ご飯 お茶碗4杯分
- ごま 適量
冷や汁
- 冷えたあご汁 200ml
- 味噌 大さじ3杯半と½
- 豆乳250ml
- 豆腐 150g
- すりごま 大さじ1杯
調理方法
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出汁をとり、冷やしておく(しっかりめの味にしておく)。豆腐は水切りをしておく。
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すべての乾燥野菜をさっと洗い、水切りして、米酢で和える。塩麹も加え混ぜ、味を馴染ませるよう置いておく。
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鍋に味噌を入れ、出汁を入れ、味噌を溶かす。豆乳を加える。豆腐を食べやすいサイズに手で崩しながら加える。摺りごまを加え、②の野菜を加え混ぜる。
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器にごはんを盛り、③の冷や汁を注ぎ、擦りごまをかける(分量外)。
京野菜のだしソバ
山形の郷土料理の『だし』をお蕎麦に合わせました。これからの季節なら温かいお蕎麦に合わせるのもよいですが、冷たいおソバは食後の血糖値の上昇を抑えてくれたり、脂質代謝や腸内環境の改善などといった効果が期待されます。
材料
- 乾燥賀茂茄子 10g
- 乾燥きゅうり 5g
- 乾燥九条ねぎ 5g
- 乾燥聖護院大根 5g
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ドライトマト 5g
- ソバ 2人前
- 納豆昆布(刻み昆布、細切り昆布でもOK)3g
タレ
- 醤油...大匙1.5
- みりん...小匙1.5
- 酢...小匙2/3
- 粗糖(または、きび砂糖)...小匙1
- めんつゆ...大匙4
- 刻みのり(お好みで)...適量
調理方法
- 乾燥野菜を細かく刻む。トマトは手でちぎる。きゅうりは硬めなので特に細かく刻む。納豆昆布はひたひたになる程度に水に浸しておく。
- ボウルにタレの材料を合わせて、①の野菜を入れよく混ぜ馴染ませる。水を含んだ納豆昆布を水切りし、加え混ぜる。30分以上常温で置いておく。
- ソバは茹でて水でしめておく。
- ③のソバを水切りし、お皿に盛り、めんつゆを一皿につき大匙2杯かける。②の野菜を盛る。刻みのりを添える。