農家さんの悩み事
年々、減少する農家さん
農業の世界でいう若手は、65歳。年代別で見ても、家業の後継ぎや転職も含めて「新規自営農業就農者」の割合は、60歳以上が過半数を占めているんです。
だからこそ、ベテラン農家さんたちは悩んでいます。定年後に第二の人生を歩むための農業というイメージのままでは、高齢化による担い手不足はどんどん加速する一方。事実、全国的に農家さんの数は年々、減少傾向にあります。
行き場のない規格外野菜
小規模で多品目を栽培している農家さんだと、悩みごとはそれだけではありません。農地が小さいと効率よく生産できず、利益をあげにくかったり。収穫するまで見分けがつかない、規格外の野菜に困ったり。
特に、規格外の野菜が少量で多品目となれば、流通させようにも輸送費がかかって収益になりにくく、そもそも小規模の農家さんでは出荷に手間取り、農作業がおろそかになってしまう心配も。
食品ロスが削減できて、メリットをもたらせそうな加工という選択肢にだって、量が多過ぎると結局は廃棄するしかなくなるデメリットが…。
食品ロスを生まない加工
それでも、規格外の野菜にちゃんと行き場を見つけて、しっかり利益も出るよう価値を付けるには。やっぱり、食品ロスを生まない加工という選択肢は、課題をクリアさえすれば得策です。
そして、規格外の野菜一つとっても農家さんの悩みごとが解消されて、生活はもちろん、心も潤って農業のやりがいが広く伝わるなら。
担い手にふさわしい、働き盛りの世代からも注目が集まり、高齢化が進む農業の存続にも繋がっていくはずです。
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規格外野菜