干し野菜で作る絶品スープレシピ7選|時短で栄養満点

Aug 28, 2025by 小島怜

干し野菜を使えば、スープはもっと速く、もっと濃く、もっと栄養豊かに仕上がります。

水分を抜くことで甘みやコクが増し、煮込むだけで味が決まるのが最大の魅力。出汁をとる必要もなく、調味料はほんの少しで十分です。火の通りも早く、忙しい日の一品にもぴったり。

この記事では、干し野菜の力を最大限に活かしたスープレシピを7つ厳選してご紹介。
ポタージュ、コンソメ、味噌仕立て、冷製スープまで、シーンに合わせて使えるものばかりです。
素材の風味だけで満足感が出る一杯、ぜひ日常に取り入れてみてください。

様々な干し野菜が並んでいる様子

干し野菜は“野菜の出汁”そのもの

干し野菜の最大の特長は、野菜自体が「出汁」の役割を果たしてくれること。水に入れて火にかけるだけで、野菜の旨みがじんわりと溶け出し、スープ全体に深いコクが生まれます。

とくに根菜類やきのこ類は相性が良く、戻し汁まで活用することで、調味料を最小限に抑えてもしっかり味が決まります。

干し野菜スープの魅力

  • 出汁いらずで味が決まる:干し野菜を煮るだけで、自然な旨みと甘みが溶け出す。

  • 火の通りが早く時短調理に最適:乾燥している分、加熱に時間がかからず、5〜10分で仕上がる。

  • 保存が効くので常備しやすい:使いたいときに使えるストック食材としても優秀。

  • 栄養価のバランスもよい:煮汁に溶け出した栄養もそのまま摂れるのがスープの強み。

スープの可能性が広がる、干し野菜のレシピ7選

干し野菜の魅力は、そのまま煮るだけで味わいが完成する手軽さと、素材ごとの個性がしっかり際立つところにあります。ここでは、ポタージュ、コンソメ、冷製、豆乳、甘酒など、さまざまなスープの形に展開された7つのレシピをご紹介します。

今日の気分や季節に合わせて、自由に楽しんでみてください。

1. ガーリックスープ

ガーリックスープ

5種の野菜を使ったにんにくとコンソメ香るシンプルスープ。オリーブオイルに香りを移し、水とコンソメで煮るだけで完成する、疲れた日の救世主スープ。

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2. ドライビーツの冷製ポタージュスープ

ドライビーツの冷製ポタージュスープ

スーパーフード・ビーツの甘みと鮮やかな赤が特徴。アーモンドミルクに一晩浸すだけで、翌朝ミキサーにかければ完成する、ヘルシーな冷製ポタージュです。

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3. にんじんトマトの美肌スープ

にんじんトマトの美肌スープ

乾燥人参3種(乾燥人参・オランジェ・京くれない)とトマトで、栄養と彩りたっぷりのトマトスープ。玉ねぎとにんにくの風味が加わり、深い味わいに。

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4. 野菜たっぷりコンソメスープ

野菜たっぷりコンソメスープ

鉄分豊富な乾燥小松菜・ほうれん草・水菜・トマト・オランジェ人参をたっぷり使用した、彩り豊かなコンソメスープ。ウインナーと溶き卵を加えて栄養も満点。

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5. 大根と玉ねぎの冷製ポタージュスープ

大根と玉ねぎの冷製ポタージュスープ

乾燥聖護院大根と乾燥玉ねぎをアーモンドミルクに一晩浸し、ミキサーでなめらかに仕上げる冷製ポタージュ。体にやさしく、暑い季節の朝にもおすすめです。

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6. 乾燥キャベツと甘酒のコンソメスープ

乾燥キャベツと甘酒のコンソメスープ

甘酒とコンソメに浸された乾燥キャベツの甘みが溶け合う朝スープ。生クリームのトッピングでまろやかさアップ。栄養補給にもぴったりです。

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7. 乾燥野菜の豆乳味噌スープ

乾燥野菜の豆乳味噌スープ

甘みのある乾燥たまねぎとオランジェ人参を、豆乳ベースの味噌スープに仕立てた、大人のほっこりスープ。加熱後は豆乳を沸騰させないのが美味しさのコツです。

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干し野菜スープをもっと美味しく作る3つのコツ

干し野菜スープは、ただ煮込むだけでも十分に美味しく仕上がりますが、ちょっとした工夫を加えることで、家庭の一杯が“プロの味”にぐっと近づきます。

ここでは、普段の調理にすぐ取り入れられる、干し野菜スープをより美味しく作るためのコツを3つご紹介します。どれも特別な道具や材料は不要。意識を少し変えるだけで、仕上がりの満足度が大きく変わります。

①「戻さずそのまま」でもOK

干し野菜はスープ調理との相性が非常に良く、基本的には水戻しせず、そのまま鍋に加えて煮込んで大丈夫です。戻し時間が不要になることで、調理時間の短縮にもなり、日々の食卓でも使いやすくなります。

ただし、干しきのこやごぼうなど、香りの強い野菜を使う場合は、一度水で戻してから使うのがおすすめ。その際、戻し汁には香りとうま味がたっぷりと含まれているので、スープの仕込み水として一緒に使うと風味がぐっと引き立ちます。

② 塩分控えめで十分

干し野菜には、乾燥の過程で旨みや甘みが自然と凝縮されているため、調味料の量は必要最低限でもしっかり味がつきます。とくに根菜類やきのこ類は、煮込むだけで深いコクをスープに与えてくれるため、コンソメや味噌を控えめにすることで、かえって素材本来の味わいが際立ちます。

また、塩味を加えすぎると、干し野菜の繊細な風味が隠れてしまうことも。飲み進めるうちにじんわりと感じられる“自然な旨み”を楽しむためにも、味付けは控えめに、最後に少し足す程度がちょうどいいのです。

③ 仕上げに“ひと香り”を

味のバランスが決まったら、最後のひと手間として“香り”を加えると、スープの完成度が一気に高まります。例えば、オリーブオイルやバター、ごま油などを仕上げにほんの数滴たらすことで、香りの輪郭が際立ち、味に深みが生まれます。

さらに、粗挽き黒こしょうや七味唐辛子、乾燥ハーブ(ローズマリー、タイム、バジルなど)を少し加えると、食欲をそそる風味が加わり、飽きずに最後まで楽しめます。

香りはスープにおける第2の調味料。見た目にはわからなくても、その一滴が食卓の印象を決定づける存在になります。

自家製干し野菜にもチャレンジ

干し野菜は、市販品のほかに自宅で簡単に作ることもできます。洗って水気をよく拭いた野菜を、スライスしてザルに広げ、日当たりと風通しの良い場所で2〜3日干すだけ。

冬場は空気が乾燥しているので、窓際でも十分。夏場は室内干しや扇風機を使うと衛生的です。冷蔵保存で2〜3週間、しっかり乾かせば冷凍で1〜2ヶ月ほど持ちます。

「余った野菜を干す」のではなく、干すことを前提に野菜を使うのも、これからの食卓の選択肢です。

誰でもできる!干し野菜の簡単作り方5ステップはこちら

まとめ|干し野菜スープで、食卓にひとさじの豊かさを

干し野菜を使ったスープは、時短・保存・栄養・味わいのすべてを無理なく叶える一皿です。特別な調味料や出汁がなくても、野菜そのものの力で自然に味が決まり、しかも下ごしらえや加熱時間を抑えられるため、日々の調理に無理なく取り入れることができます。

本記事でご紹介した7つのレシピは、どれも干し野菜の魅力を活かしながら、季節や気分に合わせてアレンジが利く、使い勝手のよいものばかりです。

「余っていたから仕方なく」ではなく、「これを使いたくて」選ぶ干し野菜へ。そんなふうに、干し野菜が日々の料理に自然と溶け込む未来は、すぐそばにあります。

まずはスープから。シンプルだけど、満足感のある一杯を、ぜひあなたの食卓にも。